ウェブサイトでのDX好事例


昨年夏から取り組んできた香川県立中央病院様のウェブサイトがようやく公開されました。

↓ウェブサイトをみる!
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この事例は、汎用CMSとプログラム開発をミックスした好事例なのでご紹介します。

過去にお客様オリジナルのCMSを開発したこともありますが、制作に1年、費用数千万と特殊な事例でした。

大半のウェブサイトは、
汎用CMS(WordPressなど)を利用するか、CMSがそぐわない独自な機能で構成される場合は、全てプログラム開発で対応しています。

ただ、おおかたの機能は汎用CMSでまかなえるんだけど、一部対応できないケースという場合があります。
その場合は、「汎用CMSとプログラム開発をミックス」して構築します。
そうすると、全てをプログラム開発するより大幅なコストダウンが可能になります。
今回の病院さんの事例はその好事例なのです。

それでは具体的にどのようなケースかを紹介します。

診療科ページに職員紹介コーナーが設けられており、医師や看護師の顔写真や経歴等が紹介されています。
従来のウェブサイトでは、病院のIT担当が職員の出入りがある度に、各科のページに手作業で追加したり削除したりしていました。
複数の診療科を担当する医師の場合などは、複数のページを更新する必要があり更新ミスの原因にもなります。
また、パソコン版とスマホ版の2重のコンテンツ管理をしていたので×2の大変な作業でした。

職員数3,000人Overの基幹病院なので、人の出入りは頻繁だそうです。

それを次期ウェブサイトではなんとかしたいということで、職員データベースを構築することになりました。
職員の基本情報とあわせて、担当科を選択するだけでどの診療科の担当であるかを認識させます。

StuffDB

もう想像できると思いますが、その情報にもとづき、各診療科のページが自動に生成されます。
もちろん、レスポンシブデザインでワンソースなので、スマホだけのコンテンツなど存在しません。

IT担当は、不毛な更新作業から解放され、建設的な業務に時間を向けることが可能になったわけです。

このように「足らない機能だけを開発」するということは、ウェブサイト構築における最適投資のひとつの正解だと思います。