0歳児の就活



国会では、集団的自衛権を含む新しい安全保障法案をめぐり、審議がされているようですね。
与野党のすれ違いは、なかなか埋まらないようです。

 

 

私は、難しいことはよくわかりませんが、ちょっと視点を変えて、政府が推進したい新しい自衛隊活動について考えてみました。

 

私たちのIT業界は、今、人不足が慢性化しています。
他の業界でも、同様の声が漏れ聞こえてきます。

 

私たちは、若い人財の獲得に大変なエネルギーを費やしています。
弊社で就業する魅力や、業界に属する意義など、情報を余すところなく発信し、それでも、なかなかよい
人材の獲得には至りません。

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少子化は確実に進んでいます。
2015年現在、18歳から22歳の就職適齢期の人口は、年齢毎に120万人程度。
確実に減少傾向にあります。
ちなみに0歳児の人口は、100万人に皮一枚つながっている状態です。

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その少ない人財を全ての業界でシェアするのです。
医師を志す人、貿易をしたい人、機械に興味のある人、先生になりたい人…etc。

 

自衛官もその選択肢のひとつだということです。

 

 

古くから軍隊がある国であれば、「あの軍人さんのように国を守る」と思う子供もたくさん居ると思いますが、日本はもう70年軍隊をもっていませんので、多くの子供達にはピンッとこないのではないでしょうか。

 

 

 ある少年は、東日本大震災で生活をサポートしてくれた自衛官がかっこいいと思い、その道を志したと言います。

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長くなりましたが、今までの自衛隊活動が、様変わりしてしまうと、それを志す(魅力に感じる)子供たちが減り、そのものが成り立たない、今までの自衛隊活動の存続すら危ぶまれる事態にはならないかと心配してしまいます。

 

 

目先のことだけで、結論を急がず、10年先を見据えて、よい着地をしてほしいものです。