来年4月にサポートが終了するWindows XP
ツイッターでは、それを使い続けることに対して、
さまざまな例えが出て、
ちょっとした大喜利の様相を呈していました。
「車検切れの車に乗っているようなもの」
「門が故障しても直す人がいなくなる」
「賞味期限切れの生卵で作った卵かけご飯」
「ヘルメットなしでバイクに乗る」
また、「使い続けると、どんな悪影響があるの?」
という素朴な疑問に、明確に答えた記事が印象的でした。
(文末)
小難しい言葉を使っているので、
ちょっと砕いて説明しますと…。
今一般的に使われているWindowsだけで、
Windows XP Windows 7 Windows 8
の3つがあります。
マイクロソフトは、Windowsにセキュリティ上の欠点(穴)を見つけると、
「穴をふさぐ」プログラムを、
インターネット経由でパソコンに流し込みます。
その欠点が、例えば、Windows 8 で最初に見つけられると
XP や 7 に共通した欠点でないかを確認して
そうであれば、同様の処置をとります。
パソコンの中の情報(クレジットカード番号や名簿 etc)を
盗むことを生業としている「攻撃者」は、
穴をふさぐプログラムを常に解読していて
どこに欠点があるか(あったか)を
プログラムが配信され初めてから、
30日後には把握しています。
ということは…
来年4月8日にXPの「穴をふさぐ」サービスが終了します。
それ以降、
7や8で欠点が見つかった際、
XPでも同様の欠点があった場合、
「攻撃者」は、
XPでは「埋められない穴」めがけて
攻撃のし放題だということです。
まさに前述の大喜利そのものだということ。
やはり、XPの継続利用はよくないということが理解できます。
三重県四日市市のIT推進課職員が、
「攻撃はめったに無い」と発言したことに対して、
あんたそれ「包丁で刺される機会はめったに無い」と同程度の発言だよ。
と返した人に、座布団一枚!
(参考)
「Windows XP を 2014 年 4 月のサポート終了後も使い続けることのリスク」