Appleでは、これまでも一貫して「使いやすさ」を戦略としている。
Appleは、MP3プレーヤーを世界で初めて開発したわけではない。
だが、誰でも使えるMP3製品を作ったのは同社が初めてだ。
同様に、Appleのスマートフォンは世界初ではないが、
既存製品よりもずっと簡単に使えた。
iPadは新分野を開拓したわけではないが、
従来製品より使い方をシンプルにすることで、
巨大な製品カテゴリを創出した。
これが、Appleの強みである。
イノベーションを生み出すのではなく、
既存の製品カテゴリに狙いを定め、
これまでにないほど優れた製品を開発することだ。
要は、二番煎じにも勝機があるということ。
「発明者」だけが勝者ではないということ。
我々、中小企業を営む者にも、多いに参考になると思う。