前回は店オリジナルのPOPの必要性についてお話ししましたが、
今回はその中身について考えてみたいと思います。
POPに表現する内容というと、「商品名」や「価格」程度を想像していませんか?
あとは、指を立てている絵といっしょに、「店長のおすすめ」って表現。
効果はいかほどでしょうか。
ちょっとお客さんの立場で考えてください。
例えば、スーパーにサンマを買いに行くとします。
128円のサンマと158円のサンマが並んでいます。
POPには価格のみの表記。
どちらを選びますか?
私は128円を選びます。
しかしよくよく、鮮魚コーナーの担当者に話しを聞くと、
158円のサンマくんには
128円のものとは違う価値があるそうです。
「158円のサンマは背に付いているの肉(脂)付きが違ってて、食べるとわかってもらえるよ~」
…じゃあそれお客さんに伝えなきゃ。(苦笑)
そのPOPがあるなしで購買心理は劇的にかわりますよね。
売る側は、もっと
「価値をつたえなければならない」
お客さんに「買う理由を教えてあげなければならない」んです。
商品名と価格だけのPOPじゃお客さんは
「どうしてその商品を買わなければならないかの理由がわからない」
んです。
ご自身の扱う、「かけがえのない商品」達を、
サンマになぞらえて考えてみてください。